単調な日々から脱却するために

朝の通勤ラッシュ時にカフェの前を通りがかった時、ふとウィンドウから店内の様子に目をやったことはないでしょうか。
店内の様子を見たとき、多くの人は何を思うでしょうか。

例えば、真夏の人混みを抜けて道を歩いているだけで汗が吹き出し、朝からすでに疲れを感じながら職場に向かっている、そんな時にふとカフェの中に視線をやると、コーヒーや朝食のプレートを傍らに、本を読んでいる人やノートパソコンを開いているお客さん達が見えるでしょう。
みんな涼しげな表情で各々の時間を過ごしているはずです。
あるいは冬場の朝、背筋を丸めて縮こまりながら寒さに耐え、手袋やマフラーに身を包んではいるものの冷たい風がひしひしと体に突き刺さる、そんな中で目にしたカフェの中はまるで別世界です。
温かい店内でお客さんが飲んでいるのはカフェオレやクリームたっぷりのココアです。
優雅にフォークで口に運ぶパンケーキももちろん焼き立ての熱々でしょう。

夏であっても冬であっても、はたまた秋や春であったとしても、通勤途中に見かけたカフェの店内の雰囲気はまさに「うらやましい」の一言に尽きるものです。
ただでさえこれから会社に行かなければならないという状況で、優雅にカフェという場で寛いでいる人達は自分とは格の違う人種にさえ思えてくることでしょう。

夜遅くに帰ってきて、眠りに就くのはとっくに深夜も過ぎた頃、朝は目覚ましアラームのけたたましい音によって問答無用でたたき起こされる生活を続けてはいないでしょうか。
起きた後も、朝とは基本的に慌ただしく時間がないものです。
現代社会は24時間365日、必ずどこかに働いている人がいます。
びっしりとスケジュールを繋ぎ合わせたようなぎりぎりの生活の中で、カフェで寛ぐという時間をもうけることなどほとんど不可能だと感じている社会人は多いのではないでしょうか。

現代人にとって、時間とはある意味お金よりも貴重で手に入りにくいものです。
忙しい毎日に追われ、ようやく手に入れた休日があったとしても、結局はお昼ごろまで眠りに就いてしまって一日を棒に振ってしまった事はないでしょうか。
毎日決まった時間に目覚ましアラームに起こされ、朝の気だるい心地が抜けないままバスや電車に乗って人混みに巻き込まれて職場に向かう事に疲れてはいないでしょうか。

そこで一日だけ、眠いのを我慢して、ほんの三十分早く起きてカフェに足を運んでみませんか。
熱々のパンケーキを朝食にして一日を始めると、今までの単調で退屈な生活感もすっきりリセットされるかもしれません。
おしゃれでゆとりある生活を送るために、ある一日の朝をいつもとはほんの少し変えてみてはいかがでしょうか。